車いす3台同時送迎が可能な 車椅子移動車

障がい者支援施設での 車いす移動車 仕様の送迎車架装を行いました。

ベース車両は、内装装備も充実しており、室内高は1,565mmと余裕のスペース。足回りもバンモデルと比べて格段に良いハイエースコミューターを選択。足回りは移動中の乗り心地に直結するので、特に車いす仕様車として使用する場合は、大きなポイントの一つです。

 

家具やフロアは、車いすの頻繁な乗り降りやハードな使い方を想定し、耐久性も強く、掃除がしやすく、メンテナンス性にも長けた素材を採用。内装のカラーリングにもこだわり、家具は車内が明るくなる木目を選定。フロアはマホガニー柄で室内を彩ります。

 

 

リクライニング機能を有した大型の車椅子を3脚載の送迎を想定し、室内長を最大限につかえるよう細部にこだわり設計。車椅子を固定した際に、お互いが干渉しないように車椅子固定装置の位置をオフセットしました。

 

 

車いす固定装置、シートベルト取付用のエアラインレールはフロアに埋め込み、フロアを嵩上げすることで、車いすリフトのプラットフォームに合わせたフラットなフロアを実現。乗り入れの際の段差を一切なくしました。車椅子ユーザーだけでなく、送迎を行う方達にも扱いやすく、お互いにストレスフリーな使用感と空間が生まれました。

フロアだけでなく、リフトのプラットフォームにも車椅子固定装置が取り付けられているので、限られた車内のスペースを存分に活かすだけでなく、乗り降りの際も安心して使用することができます。

 

 

助手席後方には後ろ向きの折りたたみ座席を搭載。介助の方が車いすの方と対面に座れ常にコミュニケーションを取れるようにしました。使わない場合は跳ね上げて格納することができます。クッションは明るい木目に合う、オレンジカラーを選択しました。

 

 

 

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